疲労とむくみの関係&改善法

疲れやすい=むくみやすい?

疲労を生み出す負荷には、身体的負荷・精神作業負荷・疫学的負荷・環境負荷などいくつか種類があります。

疲労女性のイラスト

人はこれらの負荷が発生することで疲労を感じますが、この種類によって同じように「疲れた」と感じていても、身体の中で起こっている反応が異なります。今回は生活の中で感じる疲労ということで、身体的負荷や精神作業負荷による疲労を想定して解説します。

身体的負荷とむくみ

研究者イメージ写真

 

過度な運動によって、筋疲労が起こる

激しい運動をした後や、長時間同じ体勢をとり続けた後は身体に疲れを感じますよね・・・。
これが「身体負荷による疲労」で、その名のとおり身体にかかる負担によって発生する疲労です。
適度な運動は血行改善に良いとされていますが、激しい運動によって身体に大きな負担がかかると、過度な筋疲労を引き起こしてしまいます。身に溜まった血液はふくらはぎの筋肉によって上半身に送り返されるので、過度な(あるいは慢性的な)筋肉疲労は血流悪化の原因となり、むくみを引き起こす可能性が考えられます。

 

同じ体勢をとり続けたことによって、下半身に血液が滞留する

一方、身体に疲れを感じていても、実際に筋疲労が起こっていない場合もあります。

 

例えば、朝〜夕方にかけての就労(立ち仕事)の実験では下半身のむくみと疲労感の上昇は認められたものの、筋疲労そのものは確認できなかったとされています。つまり、立ち仕事によって引き起こされるむくみと疲労は筋疲労によるものではないと考えられるのです。長時間立ちっぱなし、座りっぱなしの姿勢でいると、ふくらはぎの筋肉が弱まり重力によって下半身にたまった血液がうまく送り返されず、結果としてむくみを引き起こすと想定できますね。

表で納得、感じ方の違い。

こちらの研究結果をご覧ください。
※画像クリックで確認!

研究結果画像 研究結果画像2

 

この2つのグラフは「日本女性心身医学会雑誌」の研究報告図3を参考に作成したグラフで、就労女性の疲労についてアンケートを行った結果です。
左の結果(グラフ1)には下肢のどこの部分に疲労を感じているかグラフにしたものです。右の結果はその下肢の疲労の感じ方のアンケートですが、「痛み」や「だるさ」として感じている方が多く「むくみ」として感じている女性は少ない事が分かります。(グラフ2参照)

精神作業負荷とむくみ

ストレスイメージ写真

精神作業負荷は「精神的ストレス」と言い換えて良いでしょう。つまり精神作業負荷による疲労とは、日々の生活の中でストレスが溜まることによって感じる疲労のことを指します。ストレスが溜まったり、さらにストレスによって睡眠不足が起こったりすると、血流に関わる自律神経が乱れ、血流の悪化を招きます。つまり、精神作業負荷による疲労とはストレスによって感じる疲労のことで、これによって自律神経が乱れ、その結果血流が悪化し、むくみを発症するものと考えられます。

疲労とむくみの関係のまとめ

疲労感が強いときほど、むくみやすいと感じていませんか?
しかしそれは、疲労そのものがむくみを引き起こすのではなく、疲労を感じるような「行動・環境」が、むくみが発症する原因である血流悪化を引き起こしているのです。

結果の画像

つまり疲労とむくみは「原因と結果」の関係にあるのではなく、原因を引き起こす行動・環境の一部(血流悪化)が共通しているんですね。

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